スマホのカメラ撮影のコツを調べてみた

5-3カメラについてもっと知ろう1
【露出とシャッタースピードについて学ぼう】
モラハラ親父が経済封鎖をして約15年。ですがわたし、一応スマホは持っています。でもデータ量が多すぎると値段が大変なことになるので、ネットや動画にはほとんど手を出していません。それでスマホだけで楽しめることがないかと考えた末、スマホのカメラで写真を撮るという新しい分野に挑戦することにしました。母は昔から写真やカメラについて教えてくれたのですが、いまいち分からなくて今回、カメラの構造などについてもう一度きちんと教わることにしました。
わたし「おかんは写真を勉強するために大学に行ったんだよね。」
おかん「そうだよ。昔はフィルムカメラだったから、暗室にこもって写真を現像したりしてた。そういえば課題を進めていたらカギ閉められちゃったことがあったんだよね。先生には許可をとったんだけど、守衛さんに外からカギ閉められちゃって、先生が来るまで開かなかったんだよね。しかも先生、私たちのこと忘れていたような…」
わたし「冬にカギ閉められるとかありえなくない?私も研究室に泊まったことはあったけど、それはないわ―。それにしても何度聞いてもいまいちカメラの構造とか写真になるまでの工程とかってわからないんだよね。でもスマホのカメラでいろいろ撮ってみたいので、もう一度説明お願いします。今度は書きます。」(←書かないとすぐに忘れてしまいます)
おかん「はい、しっかり書いてね。では写真が写る仕組みから話すね。ではこの絵をみてください」
わたし「水道の蛇口と水とコップですか。蛇口が昭和ですな。ひねるタイプだよ。」
おかん「そこが大切なの。蛇口のひねり具合と絞りの開き具合とをリンクさせているんだから。」
わたし「絞りというと、光をどのくらい取り込むかを調節する機能だったような。あとピント合わせかな?」
おかん「そうそう。覚えているじゃない。まあそれより基本的なことがあるので、そっちから説明するね。」
わたし「了解しました。ひたすら書きます。」
おかん「まずは露出について説明します。露出とは光をフィルム面に焼き付ける作業のことを言います。ちなみに絞りとシャッタースピードをうまく組み合わせて、被写体に関わる光の情報を正確に取り入れてフィルム面に記録できたなら適正な露出で撮影できたことになります。そしてこれを適正露出と言います。蛇口を「絞り」、水を「光」、蛇口を開いている時間を「シャッタースピード」として考えます。まず蛇口の下にコップを置いて水を注ぎます。水道の蛇口をひねり、水でコップを満たします。蛇口を開けたら開けただけ、水は勢いを増すのでそれだけ早くコップは水でいっぱいになります。逆に蛇口をあまり開けないでいるとその分時間がかかります。」
わたし「ということは光をたくさん入れられる昼間はシャッタースピードが速くて済むけれど、夜間は光がほとんど入らないからシャッタースピードが遅くなり、時間をかけて光を取り入れなければならないということ?」
おかん「正解。それでコップが水で満たされると適正露出の状態になります。これがコップから水があふれ出てしまうほど水を注ぐと最後は真っ白になります。このように光量が多すぎる状態を「露出オーバー」と言い、逆に光量が足りないとその分、写真は暗くなります。光量の足りないこの状況を「露出アンダー」といいます。ここまでわかる?」
わたし「なんとか。」
おかん「次は絞りの役目について話すね。さっき話した光の量を調節すること。もう一つはピントの合う範囲を調節することっていうのはわかってるよね。具体的には絞りを絞るとピントの合う範囲が広くなり、絞りを開けるとピントの合う範囲が狭まります。だから背景をぼかして、被写体を浮かび上がらせたいなら絞りを開けながら撮影します。逆に背景も可能な限り撮影したければ絞りを絞り込む必要があります。それでこのピントの合う範囲を「被写界深度」といって、ピントの合う範囲が広い状態を「被写界深度が深い」と言い逆にピントの合う範囲が狭い状態を「被写界深度が浅い」と言います。この被写界深度は、絞りの作用だけではなくレンズによっても変化します。ただし絞りを絞ってもきめが細かくなることはないので、あしからず。」
わたし「うーん。用語が覚えにくいんだよね。ヒシャカイシンド…覚えられるかな?」
おかん「とりあえず書こうね。じゃあ続きね。シャッタースピードについて話します。まあそのままと言えばそのままなんだけど、シャッタースピードが遅ければ被写体はブレるし、逆に速ければ動きの速い被写体を的確に捉えることができる。ただしシャッタースピードをあまり遅くすると手ブレがおこって、何をとったのかわからなくなっちゃう。だからこういう場合は三脚を使います。」
わたし「カメラの仕組みはわかってきたけど、具体的にカメラ、まあ正確にはスマホのカメラだけど、それをどう動かしたらいいの?」
おかん「デジタルはわからないので、自力で頑張れ。」
わたし「え―、スマホのカメラの扱い方がわからないから教えてもらおうとしたのに。」
おかん「知識がなくてはやっぱり説明は無理。」
しぶしぶ「デジタルカメラ」で検索
わたし「カメラの撮影モード?こんなのスマホにあったかしら。まあいいや読んでみよう。モードは4つ。プログラムモード(P)は適正露出で撮影するために、絞りとシャッタースピードをカメラが自動で決めてくれるモード。無難な写真が撮れるけど、慣れてくると不便に感じるようになる。絞り優先モード(A,Av)は自分で自由に設定した絞りの数値に合わせて、適正な露出で撮るためのシャッタースピードを、カメラが自動で割り出してくれるモード。被写界深度…ああ、ピントの合う範囲か、を変えて撮影したい場合とかに有効。具体的には背景をぼかして被写体を浮かび上がらせたいときや絞り込んでピントを合わせて撮影したい場合などに使う。それからシャッタースピード優先モード(S,Tv)は動きの速い被写体を撮影したい場合、逆にスローシャッターで撮影したい時に利用すると。マニュアルモード(M)は絞りとシャッタースピードを自分で設定するのか。昔のカメラと同じ条件なのかな?ええと使用場面はスタジオ撮影です。スタジオでは被写体をきちんと撮影するためストロボなど様々な光源を用意し、光の強弱を自分たちで調節する。ああ、レフ板とか使うのかな。それで自分好みに絞りとシャッタースピードを指定して撮影できる場合に有効な撮影モードです。…さっきからこの4つのモードを探しているけどないみたい。あ、画像調整に露出の調整だけできるって書いてある。つまり動きの速いものや遅いものは撮れないということかな?というか動画にしろということかしら。やはりデジカメとスマホの写真は設定が違うのかしら?」
ただでさえも、使いこなせていないスマホ。まともな写真が撮れるようになるまでは、まだまだ知識が足りないようです。次は質の高い写真を撮るために必要な知識について考えたいと思います。

5-4カメラについてもっと知ろう2:質の高い写真ってどうしたら撮れるの?
【ISO感度とデジカメの世界について学ぼう】
フィルム世代なわたしも昭和だな。などと思いつつも何とかの手習いでがんばる所存です。
おかん「あら、私たちの時は「ASA(アーサー)」だったけど、今はISO(イソもしくはアイ・エス・オー)っていうのね。」
わたし「ASA?ISO感度って、フィルム買う時に必ず見なさいって言われてた、あれ?ASA100とかASA400とか。たしか数値が大きいほうが暗くても写真を撮れたような。」
おかん「そう、そもそも感度っていうのはフィルムが光を受けて反応する度合いのことで、その感度が高ければ高いほど、少ない光で撮影ができるし、感度が低ければ低いほど適正露出になるまでに多くの光がいるのよ。」
わたし「なんか書いてある、ASAはアメリカの規格でISOは国際規格なんだって。なんかISO感度についていっきにわかった気がする。(スマホの画面を見ながら)アプリの設定にも載っているからデジタルもアナログも関係ないんだね。」
おかん「じゃあ、ISO感度を高くすると少ない光量でも適正露出を生み出すことができるのはわかるよね。それではここで問題を出します。『今あなたはあるスポーツ選手がプレイしている所を撮ろうとしています。でも動きが速いうえに、夜間に行われるため光が足りません。どうしたらいいですか?』」
わたし「はーい、場内のライトがもっと明るくならないか交渉しに行きます。」
おかん「冗談は顔だけになさい。」
わたし「わかってるよー。ボケただけじゃん。ISO感度を高くすればいいんでしょう?」
おかん「そう。露出の説明をしたときに、水とコップの話をしたけれど、水を「光」、蛇口を開いている時間が「シャッタースピード」となると、ISO感度は「コップの大きさ」にあたるというわけ。では具体例を挙げて説明します。ISO100の大きさのコップに水を入れます。すると1/60秒かかりました。次にISO400の小さなコップ変えると1/125秒に短縮されました。」
わたし「つまり感度を上げることで、絞り優先モードで撮影しているときはシャッタースピードが速くなるってこと?」
おかん「そう。では次。コップが違っても同じ時間をかけて水を注ぎこむこともできるよね。蛇口を閉めて水の勢いを弱めれば、大きなコップと同じだけの時間を費やして、ゆっくりコップを水で満たすこともできる。ということは?」
わたし「感度を上げることで絞りを絞り込むことができるようになる。」
ちなみに、プログラムモードで撮影しているときは、シャッタースピードも速くなるし、絞りも絞り込むことが可能になります。
わたし「ISO感度が高いと速さにも対応できて光量が少なくてもいい、一見、いいとこだらけだけど…。あれ、でも学生の時ASA400で集合写真(某大学研究室内)を撮ったとき、粒子が荒くて顔を判別するのが少し難しかったような。」
おかん「そうなの。感度が高ければ高いほど写真の粒子が荒くなるの。だからフィルムは感度の低いものから高いものまであるというわけ。ただデジカメに関してはどうか分からないけど。」
わたし「調べます。ああデジカメも同じできめ細やかさが失われます、だって。あれデジカメはノイズという劣化も起こりやすくなるって書いてある。ノイズ?」
おかん「さあがんばって調べようね。」
わたし「はーい。コンパクトカメラのような小さな撮像素子にどんどん画素を増やしていくと、1画素の大きさは必然的に小さくなり、光の情報量も少なくなります。このとき、画質の劣化が起こりやすくなります。暗いところや動きの速い被写体を撮影する時、ISO感度を高くすることがあります。この時に1画素の面積が小さいと画質の劣化をまねくのです。1画素あたりの光の情報量が少ないために、ノイズというものが発生します。とのことです。」
おかん「結局、暗いところで被写体を撮る場合、必ずしもISO感度を上げればいいものじゃないってことかな。夜景をきめ細かくとりたい場合なんかはISO感度を抑えて三脚を使って撮影したほうが、なめらかできめ細かい写真になるよね。」
わたし「えっと、大きなコップと同じだけの時間を費やして、ゆっくりコップを水で満たすこともできる。ってやつ?それで時間がかかるから三脚で固定してブレが出ないようにしていると。」
おかん「そう。わかってきたね。」
【デジタルカメラ入門用語編】
おかん「ここまで来るとわからないとは言ってられないか。とりあえず、デジカメに関する用語だけでもおさえようか。」
わたし「そうだね。では、書きます。」
撮像素子:人間の目でいう網膜、光をデジタルに変換するセンサーのこと(CCDやCMOSなどの規格があります)
解像度:1インチあたりにいくつ点(画素)が集まっているかを指します。(つまり画素の密度のことです)
例)72dpiは1インチあたり72個のドットがあり、300dpiは1インチあたり300個のドットアあります。数値が大きい方がきめ細かいということになります。
階調:色の濃さを表現できる段階の数です。階調の数が多ければ、色彩が滑らかに表現できます。
例)4階調でしたら、色の濃さを0%、25%、50%、100%の4段階で表現できます
有効画素数:利用されない周辺部を除いて実際に利用される画素数
【写真のクオリティーを決める解像度と階調について学ぼう】
おかん「とりあえずデジカメでクオリティーの高いものを撮るためにどうしたらいいか、を調べればいいのかな?」
わたし「うーん、解像度や階調が関係しているみたい。」
おかん「解像度は1インチあたりの画素の密度で、階調は色の濃さを表現できる段階の数、というところまではわかっているんだよね。解像度を上げると一定面積当たりの密度が高くなって写真が大きく扱いやすくなるというのはわかるけど、階調を多くするには何が必要か、ということよね。」
わたし「うん。それで調べてみたんだけど、同じ画素数でも1画素の面積が大きい方が1度にたくさんの光の情報を得ることが可能になり、階調が多くなる。画像素子が大きければ大きいほど、必然的に1画素も大きくなり一度に受け取る光の情報も増える。つまり画質を向上させるのは撮像素子の大きさである、ということになるのかな。」


5-5カメラについてもっと知ろう3:色って奥が深い、デジタルデータを印刷・プリントする
【色の仕組みと調節について学ぼう】
わたしは色彩の資格を持っているのですが、色がここまで奥の深いものだったのか、と驚くことになります。
わたし「カメラで撮影してから写真になるまでか。撮影時に使われる色はRGB(レッド・グリーン・ブルー)で、印刷物やプリントに使われるのはCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)まではさすがにわかるけどRGBは3色を「組み合わせて」色を表現するけれどCMYKの3色(ブラック除く)は「混ぜ合わせて」色を表現するのか。ああ、学生の時、照明担当になって、照明の色って絵具の色とは違うのかなって思ったことがあったなあ。」
おかん「何1人でぶつぶつ言ってるの?」
わたし「今まで謎だったことが今度こそわかりそうだったからつい…。でも色って興味深いよね。」
おかん「確かに色は興味深いけど、謎って何?」
わたし「減色法と加色法の関係。だって私が勉強したときは絵具などの減法混色と光などの加法混色がありますだけでこの2つの関連性については全く触れてなかったんだもの。すごく新鮮で楽しいよ。」
おかん「それはよかった。それでどんな関係なの。」
わたし「説明するのがめんど…じゃなくてわかりにくいから、加色法から見た特徴を下に書きます」。
ブルー(B)+グリーン(G)=シアン(C)
レッド(R)+ブルー(B)=マゼンタ(M)
グリーン(G)+レッド(R)=イエロー(Y)
レッド(R)+グリーン(G)+イエロー(Y)=ホワイト(W)
わたし「このように、加色法で記録された像の色は、印刷物やプリントされる際にこの法則に従って減色法の3原色に置き換えられます、だって。ああこれかな。」
おかん「うん?」
わたし「いや、RGBとCMYKとがどうかかわってくるのか知りたかったんだよね。この間CMYKで絵を描いたせいで、WEBにアップした時、淡いピンクがショッキングピンクになってた。それがショックだったのもあって色彩についても調べているんだけど、結局最初からRGBで書けばよかったのかな。で、次は減色法から見た特徴を下に書きます。」
マゼンタ(M)+イエロー(Y)=レッド(R)
イエロー(Y)+シアン(C)=グリーン(G)
シアン(C)+マゼンタ(M)=ブルー(B)
シアン(C)+マゼンタ(M)+イエロー(Y)=ブラック(K)」
おかん「私もここまでは知らなかったなあ。」
わたし「デジタル画像の色味を、汎用ソフトで変更する際などには、上に書いた法則が使われるそうなので、覚えておきたいと思います。さらに組み合わされてできたCMYの色にもう1色残りのRGBを加えると無彩色(白)になります。これを式であらわしたものを下に書きます。」
レッド(R)+シアン(C)=ホワイト(白)
グリーン(G)+マゼンタ(M)=ホワイト(白)
ブルー(B)+イエロー(Y)=ホワイト(白)
わたし「これは光源に違いによって、たとえば全体的に緑っぽく見えたりするときにマゼンタを加えると緑が補正され、目で見た通りのノーマルな状態(無彩色)で撮影できます。このような関係を補色の関係と言います。つまりグリーンの補色はマゼンタであり、同じようにレッドの補色はシアンであり、ブルーの補色はイエローなのです。ちなみにこれは加色法、減色法いずれでも成り立つ関係です。RGBとCMYの計6色の中で色調がどこかに偏っているとき、補色である色を加えればその偏りをなくすことができます。」
おかん「はい、お疲れさま。」
【ホワイトバランスと色温度】
わたし「まだホワイトバランスと色温度の説明が残っているよ。早速下に書きます。」
色温度について
色は温度の変化に影響されます。「温度が高くなればそれだけ青くなり、逆に温度が下がると赤くなる」性質を持っています。これを数値化したものが色温度です。K(ケルビン)という単位で表します。通常、晴天下の太陽光が5500K程とされ、これを基準に色の再現が行われています。デジタルカメラでは色温度を自分で設定できますが、色温度の初期値は5200Kから5500Kです。
ホワイトバランスについて
ホワイトバランスは、色温度をさまざまに変化させて撮影できる機能です。晴天、曇天、日陰、蛍光灯、白熱灯、ストロボなどシチュエーション別に選択肢が設けられています。
おかん「今度こそお疲れさま。それであなたのスマホの設定はどうなっているの?」
わたし「わたしのスマホには自動と電球、蛍光灯、日光、曇りの5つの中から選ぶことができるみたい。とりあえず蛍光灯の下で机を映してみたよ。自動は少し青っぽいけど
ほぼ白は再現されているかな。電球は真っ青で、蛍光灯だと少し青っぽいね。でも白は再現されていると思う。晴天は黄色っぽくなり、曇りはかなり黄色くなったよ。ということは理論的に言うと、電球を選択したとき画面が真っ青だったのは、蛍光灯の方が電球の光よりも色温度が高かったので青くなったのかな。そうすると黄色くなったのはその逆ってことか。」
ホワイトバランスの設定方法や選択肢に関してはメーカー、機種によってもかなり違うのでどのようにとれるのかを自分のカメラで確認する必要があります。試し撮りをして慣れておきましょう。


5-6スマホのカメラで写真を撮ろう:写真撮影の基礎がなってなかった

おかんは写真を撮るのが上手です。ですが私はさっぱりです。少し前までは自分に才能がないと思い込んであきらめていました。でもせっかくスマホをもっているので、標準装備されているカメラを使って写真を撮りたいと思いたったのです。自分の納得のいく写真を撮ってみたいと思います。
【のっけからつまずいちゃった】
わたし「そういえばわたし、納得のいく写真を撮ったことがない。被写体が目に入るとすぐにスマホをタップしている。そして背景先行で被写体、特に人物が小さすぎて誰を撮ったかわからなかったり、後で何を撮りたかったのかが分からない写真ばかりを撮っていたり、だったような気がする。」
このまま人生を終わってはいけないような気がして、おかんの話の中に出てきた「構図」という言葉を思い出すことに成功したわたし。図書館の蔵書検索で「構図」をキーワードにして出版日が新しいものから3冊ほど選んでみました。
わたし「とりあえず構図に関する本を借りたけど、何かもっと基本的な部分の知識がないような気がする。」
そんなわたしの心を知ってか知らずか、3冊とも「写真には構図を考えるより前に知っておかなくてはならない基礎知識があると述べています。1つ目。
●主題(主役)を決めること
わたし「あ、たぶんこれを強く意識できていなかったんだ。」
そこでつまずくの?とツッコミを入れられそうですが、とりあえず自分の写真がダメな理由が1つわかったのでした。のっけからつまずいてしまった私ですが、今後も雲行きが怪しいように思えてならないのでした。2つ目。
●主題を表現する
これは主題の占める割合を多くしたり、主題の前景や背景をぼかしたりして主題を強調するというものです。これをするために必要なのは、動き回ったり、見上げたり、見下ろしたりして写したくないものを画面から引き算することです。
わたし「絞りとシャッター速度と光の関係をほとんどわかってなかったからボケで表現するのは無理だし、アングルもさほど考えたことがなかった。…なんか基本がなってないような気がする。」
話を聞くだけと、意識して「言語化」するとでは、理解度が全然違うことを改めて認識します。3つ目。
●水平・垂直を意識して撮影する
このようにとると安心感が生まれます。そしてそれにはコツがあります。被写体の正面からまっすぐ撮影することと被写体の中心に位置するようにして撮影することです。
そして被写体の中心を見つけることが大切です。
さすがに水平と垂直は大丈夫かなと思いきや時々斜めの写真があるなど、課題が残ります。
[斜めに傾ける場合]…画面に動きやダイナミックさを表現できる
カメラを傾けるのは、被写体が撮影者の目線より上にある場合や、見下ろす場合だけ
被写体の中心を捉えてから、カメラを傾ける
体はひねらず、カメラだけを傾けること
わたし「見上げたことはあっても、表現についてまで考えたことない…。」
●「横位置」と「縦位置」を使い分ける
「横位置」は違和感がなく自然に見えるが、平面的・説明的になりがち、また周りの状況を伝えるのに適していて「客観的」
「縦位置」は高さや奥行きを強調するのに向いていますが、不安感や緊張感を与えることがある、撮影者が何に注目しているのかを伝えやすい構図であるという特徴があり「主観的」
そんな効果があったなんて、知りませんでした。というより撮りたいものがフレームにおさまればいいぐらいにしか思っていませんでした。それでも人物の頭がおさまらず少し切れるとか、心当たりのある方に同意を求めたい次第です。
●構図はレンズの「焦点距離」で決まる(広角・標準・望遠ほか)
焦点距離が大きくなるほど遠くの被写体を大きくとらえる
焦点距離が小さくなるほど広い画角で撮影できる
スマホのレンズを変えるなんてことできるのかな?と思っていたのですが、できました。コンバージョンレンズという、いろいろな端末につけられるレンズがあります。でもそれを知ったのは、今年に入ってから。遅いよ、というツッコミを避けつつ、続けます。
上の、焦点距離が大きいということは望遠レンズが必要です。ですから、コンバージョンレンズの望遠レンズをつけます。そして焦点距離が小さい・広い画角ですから同上の広角レンズをつけます。ちなみにこのコンバージョンレンズ、装着方法がネジ式とマグネット式のものがあるようです。ただ、マグネット式は着脱が楽ですが、商品によっては磁力が小さく、落ちてしまうものもあるようです。一方ネジ式は、力の入れ方によっては外れないという根本的な問題があるので、どちらがいいとは一概には言えません。一長一短あるので選ぶ場合、好みの問題ということになります。
●光と影
光の種類
太陽の光、月の光、ホタルなどの生き物、人工的なライトの光、花火やろうそくなど。
光の向き
順光は被写体の色や形をしっかり表現できますが、全体に光が回ります。
斜光・サイド光は被写体の横に光源があり、片側に影ができます。
逆行は被写体の後ろから光があたる状態です。

光の向きによって被写体に特徴が生まれるようです。順光は全体に光が回るので、青空や青い海など色を表現したい場合に向いているようです。斜光・サイド光は被写体に影ができるので立体感や、質感、力強さなどを表現したいときに使うようです。逆光は正面が影になるため避けられることが多いのですが、透明感やきらめきを表現したり、被写体をシルエットにして輪郭だけを活かしたり、ということができるようです。
順光は一般的ですが、逆行をうまく使う方法なんて自分が写真を撮っているときには思いつかなかいような気がします。普段そういう写真に出会うことはよくあるのに、意外と見ているようで見ていないものなんだなあと、見ることと意識することの違いを思い知らされたのでした。

それではこれから構図について多少触れてみたいと思います。


5-7スマホのカメラで写真を撮ろう:基本的な構図のルールとスマホのカメラの使い方
【構図の基礎を知る】
・三分割構図
縦・横3つずつ線で等分に分けます。交点や線、面に被写体を置くとバランスが取れた写真が取れます。構図に困ったときはまずこの構図を当てはめるといいと言われています。
・黄金分割構図
最も美しい調和とされている黄金比は「1:1.618…」と言われています。これを簡単に用いた構図方をいいます。複雑な被写体をきれいにまとめることが得意です。どうしても比率がわからないということなら液晶保護フィルムに黄金分割構図をあらかじめ書いておくという荒業もあるとか。
・二分割構図
ひとつの画面をふたつに分け、主題と副題ふたつの被写体で画面を構成する。ふたつの被写体の対比が肝心です。特に静と動の対比はに分割構図の醍醐味と言われています。
・日の丸構図
ダメな構図の代表に挙げられることが多いようですが、実は日の丸構図は中心点に被写体を置く構図で、構図の基本になります。引き算を極めシンプルに構成されたこの構図は被写体の魅力を強く訴えかけると言われています。
・三角構図
手前に三角形の底辺が来ると安定感が生まれます。三角形の位置や向きを変えることでリズム感をつけることができます。
・放射構図
奥行や迫力のある表現をするのが得意です。使い方によっては臨場感と開放感を意図的に移すことができるとされています。広角レンズ+ローアングルで表現します。
・S字構図
曲線の美しさを活かす構図です。カーブを切取って出来上がるS字と、ものの隙間や重なりで見えてくるS字(半円+半円など)があります。きちんと意識しなければ見つからない構図の一つです。
・対角線構図
斜めにすることでリズムや動き、動く被写体のスピード感を表現できます。対角線上に配置をすることで立体感や奥行きを感じられるため、テーブルフォトでもバランスよく見えます。
・シンメトリー構図
大きく2つの方法があります。1つは同じ形の被写体を上下左右に並べて配置する方法。もう一つは鏡面反射を利用する方法です。二分割構図の変形でもあります。しかし似たような被写体が並ぶため、動きがなく単調なイメージになりがちで、被写体を選ばないと構図負けします。撮影する時はシンメトリーの中心でカメラを構え、傾かないよう注意する必要があります。
・フレーム構図
主題を引き立て、被写体に視線鵜を誘導する効果があります。フレームと主題の明暗差で奥行を感じさせることができます。フレームにピントが合いがちなので主題にピントを合わせることが大切です。
・2/8構図
略称「にっぱち構図」。空を大きく取り入れたり、画面の大部分を一つの被写体で構成したりする構図。前者は主題が2割で、後者は主題が8割で2割は引き立てる空間とされています。
・円/半円構図
円や半円の形を活かして作る構図。観覧車のような大きな円は半円で構成するとより大きさを強調できます。また、丸皿を使った料理の俯瞰の円構図はモダンな印象を与えます。

・引き算の構図
いらないものを引いていきます。その引き方とは?
被写体自体をぼかす…前ぼけなんて初めて知りました
シルエット化する…逆行ですね。おしゃれだと思います
三分割構図を崩す…2/8などにしてダイナミックさを表現できます

もちろん他にも多くの構図や決まり事がありますが、代表的なものをあげてみました。これで大体のカメラや写真に関する知識は得たかと思われます。今までデジカメを中心にして考えていたのですが、わたしが使いたいのはスマホのカメラです。たとえ基礎が同じでも操作方法や機能は違うはずです。そこで、ここからはスマホのカメラの特徴について触れたいと思います。

【スマホで撮影する時のコツ】
・手振れを防ぐ
片手での撮影は、ぶれる原因なので両手でしっかり持つこと。近くに壁がある場合は、寄りかかったり、壁にひじをつけたりして撮影すれば、さらにぶれにくくなります。スマホは指を離したときにシャッターがきれる仕組みだそうです。ですからカメラを構えている間はシャッターボタンを押したままにしておくと良いようです。そして、シャッターチャンスが来た時に指を離せば、手ぶれを防ぐことができます。
・ピンボケを防ぐ
うまくピントが合わないときには、画面のピントを合わせたい部分を軽くタップします。すると四角い枠が現れ、タップした部分にピントを合わせてくれます。
・シャッターのタイムラグによるズレを防ぐ
シャッターを切ったつもりでも、実際に切れるまでに2、3秒かかってしまうことがあります。撮る人も、取られる人も、ズレがあることを意識しておくことが大切です。
【スマホカメラの特徴】
・フラッシュの光が弱いので、使ってもあまり効果がない
室内では窓の近くで自然光を活かします。斜光により立体感が出るというのは「光の向き」で取り上げました。人物の場合表情に陰影が出てとてもきれいに映ります。
・逆行に弱いので逆行は避ける
どうしても逆行になってしまう場合は角度や向きを工夫する必要があります。人物の場合顔が暗くなって表情がわからなくなってしまいます。
・ズームの仕組みを知る
スマホのズームはただ画面を拡大しているだけなのであまり倍率が高くなると画像が粗くなり、画質が落ちてしまいます。

最後に四隅写真の法則について書きたいと思います。おかんがよくカメラは四隅をみて切るべきところが切れているか、またはきちんと収まっているかを見てからシャッターを切りなさいと言っていたことを思い出しました。ですが、この四隅に関してはどうやら法則があるようです。
法則その1.四隅はそれぞれ違った表情の方がいい
法則その2.四隅の1つは空などの空間の抜けに使ってもいい
法則その3.四隅を切るのか、きちんとおさめるのか考える
法則その4.四隅の1つは被写体で埋めてもよい
しかしおかんよ、あまりにもいろいろな基礎部分を飛ばして最後の極意だけ教えたね。今まで放っておいた私も悪かったが、こんなに色々な基礎があることなぜ教えてくれなかった?本人いわく四隅をみられれば後は経験が埋めてくれる。そんなわけあるかーい。。ここまで来るのにずいぶんかかったよ。でも一応おかんの四隅をみるという言葉にやっと追いついたような気がします。あとは撮るだけ…理論を実践できるか自信がありません(泣)。
え、写真まだ1枚も撮ってないの?というツッコミを受けつつ終わりたいと思います。